人生のボーナスタイムスタート!

2025年3月31日。38年の勤務を終え、あと2年を残し60歳で晴れて退職した。

これから第2の人生がスタートなのだ。わくわく。

子育てもほぼ終わり、時間は自分のもの。うれしいボーナスタイムだ。

 

 

とはいえ、今の私の体調といえば、「朝から絶好調~!」なんて日は一日もない。

頭が痛い、足がいたい、なんとなく吐き気がするなど不定愁訴のオンパレード。

しかも40代後半と50代後半で大きな病気をしており、今もこの2つの病気の定期検診が欠かせない。

 

2度も命と向き合う経験をすると、「2度あることは3度ある」「3度目の正直」ということわざが自然に浮かぶ。

 

 

60代後半でまた病気が見つかり70才あたりで人生ジ・エンドというのが、私の中では既定路線になってしまっている。長く生きられるという見通しで生活して、また病気が見つかり絶望するのが怖いのかもしれない。

 

 

そんなポンコツ状態だったにもかかわらず、自分は3月に退職してすぐに4月からパート勤務を始めている。なぜって、お金ですよ、やっぱり。

 

 

退職を想定した時、先が短いという確信の中、残り10年で、やりたいことを全部してしまおうと考えた。そこで、死ぬまでにしたいこと、いわゆる「棺桶リスト」を作ってみた。ところが書き出してみたところ、

 

 これ実現するのってめちゃくちゃお金かからない?

 

と現実を悟ったのである。

 

これから5年間は無年金。老後の介護費用と、子どもたちに残してあげるお金を考え、退職金にはあまり手をつけたくない。でもここまで頑張った。我慢もたくさんした。せめて残りの人生は好きなことをしたい・・・。

 

そのためには時間とお金を手に入れる必要があるのではないか。

 

というわけで週3回は働いてお金を確保、週4日はそのお金を使って好きに暮らすという「3日アリ、4日キリギリス生活」を目標にした。そんなうまい話はないとは思うが、在職中からコツコツと仕事を探し準備をした。

 

4月からのパート採用通知が来たときは本当にうれしかった。しかし、少し違って1か月のうち1週は3日ではなく4日勤務になった。まあ誤差としてしょうがないと納得するのであった。

 

転職してからの大混乱と心身の危機は別に書くこととして、とりあえず転職後4か月経ち、つかの間の休みに入ることができた。というわけで、さっそく棺桶リストにとりかかった。そう、私の棺桶リスト1は、「ブログを開始する。」だったのである。

 

     

 

作家になることが小さいころからの夢だった。小学校の頃、物語を作る課題が出て、自分の作った物語をクラスで発表したところ大うけしてとても嬉しかったことがきっかけと思う。友達との交換日記にも、続き物語を勝手に書いていた記憶がある。

 

 

仕事についてからも、「公募ガイド」を時折読みながら、勝手にお話を考えていた。結局1回童話を書いて応募したくらいで、もちろんまったくダメだったけれど。

 

 

はてなブログはプロでスタートした。作家にはなれなかったけれど、死ぬまでに1円でも自分の文章でお金を得ることを目指してみたいと、ささやかな望みを持ったからだ。

いつかアフィリエイトにたどり着ければという気持ちでスタートした。

 

やっと手に入れた人生のボーナスタイム。まずはリストを一つ実現できた。続けなくちゃ。ぼちぼちと。